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ロードバイクに乗るときに読む本 (趣味の教科書) (趣味の教科書)
ロードバイクに乗るときに読む本 (趣味の教科書) (趣味の教科書)
ロードバイクに乗るときに読む本 (趣味の教科書) (趣味の教科書)
エンゾ早川
定価: ¥ 1,365
販売価格: ¥ 1,365
人気ランキング: 24297位
おすすめ度:
発売日: 2007-03-24
発売元: エイ出版社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
うーん、役に立つ本だとは思うが。。。
本書は、ロードバイクについて基礎的なことから分かり易く書いてあり、初心者である自分にとっては、非常に勉強になった。筆者のクセの強い言いまわしも、ロードバイクに対する思い入れの強さゆえだと思えば、むしろ好意的に受け止められる。
ただ、筆者が自分を「小説家」と称していることについては、強い嫌悪感を覚えた。本書は、単なる実用的な解説書に過ぎず、文学としての「小説」ではない。本書の最後のほうに、数ページの作文があるが、こんなものを書いたからといって「小説家」と名乗ることは、ロードバイクを買ったばかりの素人が、「来年はツールドフランスに出場する」と放言しているのと変わらない。
筆者の自転車に関する知識や情熱は評価したいと思うが、小説については素人のはず。門外漢であることを認識して、謙虚な態度をとるべき。本当に小説家になりたいのであれば、小説を一から勉強して出直すべき。そうでないと、本物の小説家や小説ファンに対して失礼だ。せっかくの好著だけに、本当に残念である。
こだわり屋の自転車屋さん
ちょっと癖のある本なので好き嫌いが分かれると思います。僕は楽しく読めました。サドルのセッティングとペダリングの部分を読んだときには、直ぐに愛車の傍に行きたくなったくらいです。我が愛車はエンゾさん言うところの典型的な駄目セッティング。そうなった経緯も彼の推測どおり。自転車が大好きなコダワリヤの自転車屋さんが書いた本です。
浪漫主義者、エンゾ
エンゾ早川の著作を指示する。エンゾの自転車に関する著作を、情報として読んだら、これは損である。もちろん、情報源として読むことも可能だが、そうして“情報”に向かうと、エンゾのロードバイクへの過剰なまでの思い入れと、のんびりポタリングを許さないような厳しさと、手前勝手なダンディズムに辟易するだろう。だが、この喉越しの悪さにこそエンゾの魅力があるのである。
エンゾがロードバイクを通じて訴えたいものは何か、それは簡単に言ってしまうと「浪漫」である。そして大げさに言ってしまうと、浪漫というものがなかなか成立し得ない現在社会において、ロードバイクを通してなんとか浪漫を成立させようとしている、ちょっとへんなおじさんがエンゾ早川である。そして、その変則的な浪漫主義が、ちりばめられた情報の間から、むにゅうとにじみ出てくる。そこを味わう、というのが、エンゾ本の正しい付き合い方だと私は思う。
本書の難点は、前二作からの抜粋が多い。もうちょっと新しいグラフィックや文章を入れるべきだが、「エンゾがんばれ」の意味も込めて、この点にした。
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